芸術による人間性回復と芸術の社会的役割の追究を目指し、社会における芸術支援活動の企画・運営・教育普及等において指導的な役割を果たす力ある人材を育成する。平成19年度博士前期課程発足とともに設置された領域である。芸術教育に関わる理論等の習得とともに、筑波大学所蔵美術コレクション等を活用した支援活動の実際に関わる授業などを受講することができる。これらの特色あるカリキュラムの履修を通して、芸術と人間の幸福や成長との関わりを考え、理論と実践の両面からの課題に取り組み、その基礎の上に、各自の研究課題を通して、新しい芸術支援のあり方を探究することを目指していく。
修了生の進路
美術館・博物館学芸員、芸術文化団体職員、中学・高等学校・大学教員、そのほか民間・公的機関を問わず専門能力を生かした芸術支援の実践者・研究者。また、博士後期課程において専門的な研究者の道に進むこともできる。
主な修了生
H18 | 羽原 康恵 | 財団法人静岡県文化財団 |
H18 | 清水 絵理 | 清春白樺美術館学芸員 |
H20 | 具 香謨 | 韓国博物館協会 |
H21 | 浅野 五月 | 東京都歴史文化財団 |
H22 | 秋田 美緒 | 川口市立アートギャラリー・ アトリア学芸員 |
H22 | 市川 寛也 | 東北芸術工科大学講師 |
H23 | 李 依チェン | 小山登美夫ギャラリー |
H25 | 川村 晃子 | スパイラル 株式会社ワコールアートセンター |
H25 | 高橋 りほ | 新潟市美術館学芸員 |
H26 | ボージョー・レーカ | 国際交流基金ブタペスト日本文化センター |
H26 | 村上 綾 | 国際芸術センター青森 |
H27 | 阿部 美里 | 一宮市三岸節子記念美術館学芸員 |
(H19までは、旧5年一貫制博士課程の修了生)