【美術史】筑波大学芸術学美術史学会 春季研究発表会 

筑波大学芸術学美術史学会では春季研究発表会を開催します。

●2019年4月21日(日) 13時から15時

●筑波大学芸術系棟 B203会議室

●無料/どなたでも参加できます

 

●研究発表

有須千夏(筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻)

「国際舞台での棟方志功—国外での禅ブームとのかかわりについて」

川村笑子(同上)

「日本の美術団体に関する萌芽的研究—1980年代前後の顕彰・展覧会を中心に」

 

 

 

 

【美術史】国士舘大学政経学部経済学科講師 河田英介先生に特別講義をしていただきました。

特別講義「20世紀初頭におけるモダニズム芸術運動と英米文学」

2018年12月10日(月)3限(12:15-13:30)
筑波大学 体芸棟 5C507教室
芸術専門学群 専門共通科目「美術論A-2」

講師:河田英介(かわだ・えいすけ)
コロンビア大学卒業、東京大学大学院人文社会系研究科英語英文学科後期博士課程単位取得退学。筑波大学人文社会系助教(2015-2017)を経て、2018年より国士舘大学政経学部経済学科講師 。専門は英米文学、美学・芸術学。とくにアーネスト・ヘミングウェイ研究と文体論、詩学。現在取り組んでいる研究課題は「 アーネスト・ヘミングウェイ短編作品における文体美学とリアリズムの体系的研究」(科研・基盤研究C 2018-2020)。

芸術専門学群 専門共通科目「美術論A-2」の授業の一環となる特別講義。秋ABでは授業の課題を「1910年の美術」として、1910年代の欧米・日本の芸術思潮を考察しています。通常授業では美術史上の運動や特定の作家・作品を扱うため、そこでカバーできていない文学史について1910-20年代頃に範囲を広げて特別講義をお願いしました。
特別講義では、まず20世紀初頭がどのような時代であったか社会の動きを年表にまとめ、さまざまな発見や技術革新のあった年代であることが解説されました。思想的根拠としてマルクス、フロイト、ニーチェを挙げ価値観の転換期であったことを示し、さらにモダニズム絵画を概観したのちに英米におけるモダニズム文学の動向として、詩のモダニズム(ハリエット・マンロー、ロバート・フロスト、ガートルード・スタイン、T.S.エリオット、エズラ・パウンド、ミナ・ロイ他)、小説のモダニズム(アーネスト・ヘミングウェイ、フランシス・スコット・フィッツジェラルド、ウィリアム・フォークナー他)を紹介。総じて「スタイルの時代」「分断と統合の時代」であったと定義づけました。これらの考察により、意識の流れをそのまま表現するような文芸作品が、その他の芸術領域と複雑に絡みあいながら発展していったことが理解できました。
今回は受講生以外の参加もあり、およそ30名の聴講者がありました。

【美術史】英セインズベリー日本藝術研究所 渡辺俊夫先生に特別講演をしていただきました。

特別講演『英米ジャポニスム研究の表と裏』
2018年12月6日(木)3限(12:15-13:30)
筑波大学 芸術系棟 B203会議室

講師:渡辺俊夫先生 Professor Toshio Watanabe(Ph. D.)
上智大学卒業、バーゼル大学で博士号取得。ロンドン芸術大学(UAL)チェルシー・カレッジ教授の後、現在セインズベリー日本藝術研究所教授。著書にHigh Victorian Japonisme (1991), Japan and Britain: An Aesthetic Dialogue 1850-1930 (1991), Ruskin in Japan 1890-1940: Nature for art, art for life (1997) ほか。英国美術史学会会長、テート・ブリテン評議員等を歴任。2004年ロンドン芸術大学(UAL)に Research Centre for Transnational Art, Identity and Nation (TrAIN)
を設立。

芸術系教員、人文社会系教員、博士前期・後期課程学生、学群生、科目等履修生など本学からの参加者に加え、学外からは東京藝術大学からも大学院生が参加し、約35名の出席がありました。
特別講演の内容は、英米ジャポニスム研究の「研究史」を1960年代以前、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2001年以後と丹念にたどり、英独仏語の必読書を挙げながら先行研究の優れた論点を解説するものでした。一方でベストセラーでも内容に問題のある研究書に言及するなど踏み込んだ発言もあり、研究の裏側を知ることにもなりました。ジャポニスムは美術にとどまらないこと、洋の東西だけでなくトランス・ナショナルな視点が必要であること、国境の境目に穴があって行き来しているイメージのボーダー(境界)を意識すること、など講師が自らの研究歴に重ねてジャポニスム研究の理論と手法を詳述する本講演は、参加者が自らの研究を振り返りつつ最新の研究動向を知るまたとない機会となりました。

【美術史】筑波大学芸術学美術史学会 秋季研究発表会

筑波大学芸術学美術史学会の秋季研究発表会を開催しました。

2018年12月2日(日)13:00〜15:00
筑波大学芸術学系棟 B203会議室

研究発表
・忠あゆみ(福岡市美術館)
エピナール版画と創作版画運動
・星野睦子
「ライオンビヤホール」壁画再考
—建築家・図師嘉彦の未公開資料より—

お二方30分間ずつのご発表にくわえて、現役の院生と学群生、修了生、卒業生を交えて
活発な質疑応答がなされ、充実した晩秋の週末を過ごすことができました。

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筑波大学芸術系美術史研究室
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