デザイン演習2 2006

Ecological Information System


9/22 パナソニックセンター調査の記録学内およびこの課題のみに利用すること
テーマ:----> 課題書(pdf)
産業活動によって作られたモノたちは,分別回収からリサイクルへとその廃棄/ 再生システムが大きく変わってきた.そもそも,必要があって作られたモノ達は,なぜこのように,作られた当初の目的を離れて再利用され,あるいはゴミとされなくてはならないのか.それは,必要以上に作られるからであり,必要以上に要求することが我々にとって必要だったからである.モノの製造が,必要に応じて作られる時代から,生産システムによって大量生産されるようになり,極端な量の増加が質の変化を引き起こし,生産物が消費物になり,廃棄物になってしまったのだ.
一方,我々の生活は,情報操作によって成り立っているとも言えるだろう.今や,生産物は情報経験を提供するためのメディアとしての見方から離れることはできない.そして,その情報は,爆発的に増えている.
この課題では,Information System を21 世紀のゴミ問題として捉え,情報伝達システムにおけるプロダクトの在り方を検討してモデルとして提案する.

  1. 調査活動(予定):(9/1-7)
    課題確認と調査:情報装置,情報環境と,情報を操作する機器や媒体について考える
    問題展を含むと思われるシステムまたはプロダクトを,10 種類以上探し,問題設定シートの項目に従ってそれぞれのプロダクトについて内容をまとめておく
  2. 調査結果をパネルにまとめ発表する(9/8)
    発表された調査結果をもとに考察する
  3. 発表の結果をもとに各自で課題設定し,タイトルと説明を作成(9/9-9/21)
  4. 情報社会の将来を考えるための社会見学(パナソニックセンター)(9/22)
  5. 各自で問題設定シートと見学をもとに,各自課題設定を行い,説明資料を作成して,送付(pdfかswf) (9/27中)
    宿題:設定した課題の中で対象とすべき人を年齢,性別,職業,性格などの観点から想定し,それらの人が行う動きや作用を考える 
  6. システム/プロダクトと人の関係を発表する(10/6)
    アクションシートに記述された情報を元に,対象システムに必要となる「条件」「機能」を記述し,システムに必要な条件を良く考え,できるだけたくさんのアイデアを考える.
    それらの因果関係を評価し,構造モデルを作成する.要因と機能の相互関係を評価する
  7. アイデアの発表1 - システムの挙動の検討 (10/13)
    ファンクション・スペック関係のリファインとアイデアの発表
  8. 中間発表 - デザイン案を提示 (10/20)
     モデルの特徴と評価項目(必要とされる条件)を考え,一対比較での検討
    宿題:モデルによる比較検討の結果をもとによりよい道具への展開
  9. 提案の具体化 - デザイン案の比較と最終案の仕様 (10/27)
  10. レンダリング,図面,シナリオ(11/3)
    宿題:レンダリング,図面化,最終モックアップ作成,写真撮影,全ての検討検討の結果をポートフォリオ(B3)およびそのプロダクトの振る舞いを表すシナリオを考える.
  11. 提案の具体化 - モデル作成 ,ムービー制作(11/10)
  12. プレゼンテーション (11/17)
    プレゼンテーションは,デジタルメディアで,シナリオを表すムービーと共に最終的には一つのホームページにまとめる.


2005年の記録(pdf 1.5MB,編集:Alena Lala Rezende,情報デザイン系に偏りすぎですが,)