ハーグトラムの11番に導入された新車


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ハーグのトラムに導入された新型車は,どうも「新品」の香りがしない.
どうやらよく見ると輸入品か払い下げ品みたいだ.
そして,床が異常に高い. 乗り降り階段の「段数」は一緒だが,蹴上げが高くて,踏み面が狭い.つまり,むっちゃくちゃ乗りにくい

特に,子供や荷物を持った時には,載せるのがものすごく大変.
これまでも,トラムにベビーカーなどを乗せる時は必ず手伝いが必要だったが,ほとんど不可能と言えるぐらい難しくなった.

乗り場が閉じると,床板は戻して使う.
こうすれば乗車時は床がフラットにはなるが,乗り降り時には床が沈むので乗っていてはいけないし荷物も置けない.結局無駄なスペースにしかならない.

オランダに来た当初は,
「みんなが気軽に助け合うことがバリアフリーの原点だなぁ..」とか,
「そこらに居る人(あるいは運転手)が手助けすれば,ユニバーサルデザインも考え方が変わるよな」
とか思ってたが,こういうトラムを新型として導入するってことは,
「オランダって,ユニバーサルデザイン,知らないんじゃないの????」
と,思う.
ちなみに,ブリュッセルのトラムは,低床式でほとんどトラム乗り場とつながるし,アムステルダムの新しいトラムは,機械部分を天井に乗せて床を低くしているらしい,,,が.

つづく



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