日が落ちかかる。
風が吹き、雨が差し込む。
そうすると、私達は開いていた窓を閉めます。
外の景色を見ながら、窓を閉じかけると窓際に立つ自分の姿が映っている

――真壁という街は素敵な土地です。
異なる歴史をたどったこの国の平行世界がこちらの日常に現れたような。
古神様たちの祝福を受けているような。
この街は外の世界から守られるべき街です。
その為には街の内側を知らなければ。
それは私たちが自己を内省しながら作品を外の世界に打ち出すのにどこか似ています。
外側を見ながら、内側も観る。
外と内の境界である窓際に、私たちは立ち続ける。






会期

11月5日(日)〜11月26日(日)

10:00~16:00(会期中無休)
※各会場の営業日、時間が異なるためご確認のうえお越し下さい。

展示開始に伴いレセプションパーティーを行います。
11月11日(土)17時より 西岡本店にて ※会費制
ぜひご参加ください。


会場

茨城県桜川市真壁町 町内各地



・「花の井」蔵元 西岡本店
・橋本旅館
・神武天皇遥拝殿
・山田屋
・下宿通り各所
・JA跡地


西岡本店へは「真壁小学校」
その他の会場へは「下宿」が最寄りのバス停となっております。

各会場はそれぞれ徒歩5分ほどで行き来できます。




アクセス


■電車、バスをご利用の場合

1.JR岩瀬駅より桜川市バス(20分)

2.TXつくば駅、「つくばセンター」よりつくバス(50分) 「筑波山口」下車
  →筑波山口より桜川市バス乗り継ぎ(約20分)

【西岡本店】 桜川市バス「真壁小学校」下車 徒歩3分、
【山田屋、橋本旅館、下宿通り、JA跡地】 桜川市バス「下宿」下車


■お車でお越しの場合
 高上町駐車場(無料) をご利用ください。


バスの本数がそれほど多くないため、ぜひ、ご来場の前にバスの時間をお調べください。



ワークショップ


展示する作品を、お越しいただいたみなさんでつくるワークショップを開催します。

「はうめにぱたーん わーくしょっぷ(how many pattern WS)」


いろんな人に作ってもらうことで、
「どれだけいろんなパターンが生まれるだろうか…?」
をテーマとしています。

ハンコを、上手にくみあわせて、自分らしいもよう(パターン)のハンカチをつくってみませんか?

* 参加無料
*所用時間は約10分です。期間中お好きな時間にお越しください。
*つくっていただいたハンカチはお持ち帰りいただけます。


-日付 11月18日(土) 10時から15時
「まかべびより」と合わせて開催
-場所  桜川市真壁町 下宿通り 山田屋
-参加費 無料


出展者情報


阿片陽介

陶の造形方法の一つである紐作りは、形の輪郭を、粘土を膜状に積み上げることよって成形します。
一気には進まず、形を作るのに遠回りのようですが、この素材でしか起こらない面白い行為だとも思います。
行き先を決めず、思いもよらない形ができるのを期待しながら作っています。

ヤン・プッペ

キラキラとさらさらとシャラララ
石粉粘土や鳥の羽やガラスなど様々な素材を使用して球体関節人形を制作。
動物の耳や蹄などのモチーフを取り入れファンタジーな作風になっている。
take my umbrella MV用人形制作、いけばな雪舟流とのコラボ展などの実績あり。


市川由佳

ワークショップや、鑑賞時のインタラクションによって、人との関わり・物のもつ性質といった「偶然性」をビジュアルデザインに取り入れ、制作を行う。




岡本晃樹

今僕が在ることができている理由は、きっと僕が認識している理由よりもとても多い。

あったかもしれない、いたかもしれない。
そんな「もしかしたら見過ごしてた理由」を優しく抱きしめるようなものを作っていきたいです。

優木四

天国のようなものを見つけたくて写真を撮って作っています。
写真術は先端を行くのも良し、遡るのも面白い、ので挑戦したいことがたくさんあります。
今回の作品もその一つであり、サイアノタイプという古典技法を使い、デジタル一辺倒な自分の写真を自然の力により出力しました。


さいとうたいち

言葉とタイポグラフィを用いて作品を制作する。
言霊を留め置く文字は霊性を宿し、本来世人が無節操に乱用すべきものではない。
現今に文字の玲瓏たるを保ち、その霊を慰める為、わたくしは眼と手を捧げる。それが蒼頡を奉ずる者の役目と信ずる。






お問い合わせ

筑波大学芸術専攻 「窓に映る人たち」
madoniutsuru@gmail.com