日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会
イベント
2022年
出題:
八木勇治

専門領域:
固体地球物理学

イラスト制作:
秋武なつ / 小竹沙夏 / 今井小春 /
長野真由子 / 樺山茜 / 小林燦 /
大島涼夏 / 岩上ひかる /
穴見佳乃子 / 飯田帆香 /


地球の進化(解説重視のイラスト)

目的:サイエンスカフェやHPで使用するイラスト
対象:地学に興味を持っている一般の方

問題

地球の誕生から現在までの歴史を一枚のイラストにして描く

解説

微惑星の衝突と結合によって、原始地球が成長していき、ある程度の大きさになると、原始地球の重力によって原始大気が形成される。その後、大気の保温効果と、微惑星の衝突によるエネルギーによって、原始地球表面はマグマの海(マグマオーシャン)によって覆われる。原始地球の内部の温度が上昇し、金属部が溶け出し、原始地球の中心に集まっていく。結果として、原始大気・マントル(岩石)・核(金属)の3層が形成される。またジャイアントインパクトのような大きな惑星同士の衝突によって、月が形成されるイベントが発生したりもする。地球の表面が冷えてくると地表は固まり、地表に雨が到達し、原始海洋が形成される。その後、プレートテクトニクスによって大地が動き、現在の大陸や海が形成される。大陸は集合と離散を繰り返し、現在の地球となる。その間に生命の誕生や巨大隕石の衝突による生命の大絶滅イベント、スノーボールアース(全球凍結)といったイベントがある。

評価のポイント

地球の誕生から現在の地球までの大まかなストーリーが描かれており、シンプルに表現されているかを評価する。