日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会
イベント
2022年
出題:
小林麻己人

専門領域:
分子発生生物学

イラスト制作:
山崎健汰 / 青木円果 / 相川真依 /
鈴木芽依 / 山木佳奈子 / 金居新大 /
入倉鍛成 / 鶸田佐季 / 矢島由莉子 /
入江春輔 / LEE SEOJIN


乳酸菌の機能性(解説重視のイラスト)

目的:講義やサイエンスカフェに⽤いるスライド
対象:⼤学⽣、及び、⼀般市⺠

問題

最近話題になっている新しい臓器移植法による難病治療について詳しく調べ、今までの移植法と何 が違うのか、どんな素晴らしいことをもたらすのか、残る問題点は何なのか、などを学⽣や⼀般市⺠ にわかりやすく魅⼒的に解説し、その研究や開発が⼤事であることを伝えるスライドを作成して欲し い。具体的な臓器移植法は⼀つに絞っても構わない。⽐喩や擬⼈化を駆使しても構わない。

解説

肝移植・腎移植・⼼臓移植といった臓器移植は、病気や事故により臓器が機能しなくなった⼈に対 する画期的な治療法であり、唯⼀の治療法である場合も多い。しかし、⽣きた臓器の提供が必要なこ とから、順番待ちの問題や倫理的な問題など問題も多く、誰もが恩恵を享受できるものにはなってい ない。問題解決に向けて、近年、新しい臓器移植法が開発研究が盛んに⾏われている。iPS細胞を⽤ いたもの、ミニ臓器(オルガノイド)を活⽤したもの、遺伝⼦改変ブタを活⽤したものが、その代表 である。ここでは学⽣・⼀般市⺠が、新しい臓器移植法がどういうもので、どういうメリットがあ り、どうデメリットがあるのかが、わかるイラストの作成を⽬指す。⼀番⼤事なのはイラストを上⼿ に描くことではなく、何をどのように表現するかということ。加えて、科学的に正しい内容にするこ と。そのためには取材が⼤事。少なくともこの1枚に描いた内容に関しては、聴衆の誰よりも理解す るように努⼒して欲しい。知識習得はネット活⽤や知⼈への質問でも構わないが、出題者への問い合 わせも遠慮なく⾏うことを望む。

評価のポイント

1.臓器移植全体あるいは選択した臓器移植法の特⾊がわかるようになっているか
2.難病治療に有効であると理解できるようになっているか