日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会
イベント
2012年11月
出題:
和田洋

専門領域:
生命環境系/動物進化発生学

イラスト制作:
川野哲郎/徳重江美/齋藤史織/大越桃
馬渡千容/宮野栞


遺伝子の実態を描き出してみましょう(解説重視のイラスト)

目的:授業の副教材
対象:高校生

問題

ヒトのからだは、約60兆個の細胞からできている
全ての細胞には、核という構造があり、個々の細胞の中には約3万個の遺伝子があります。
ヒトの細胞は、ATGCの4種類の文字が30億個つながったDNAをもっており、3万個の遺伝子は、30億個の文字の一部に書き込まれています。
ほとんどの遺伝子は、タンパク質という体の中ではたらく分子の構造が暗号として書き込まれたものです。
1つの遺伝子の長さは、おおよそ1500文字くらいです。
細胞のもつDNAのごく一部しか、遺伝子としてはたらいていないのです。

遺伝子の2面性を表現しよう(アート重視のイラスト)

目的:遺伝子に関する講演会のポスター
対象:一般

問題

遺伝子は、DNAが知られる前から、メンデルの豆などで知られていました。そこでは遺伝子とは、親から子へ伝えられる因子で、両親から受け継ぐ因子によって、子の性質が決まります。そのような性質(豆のしわのありなしや、血液型、目の色など)を決める因子としての側面があると同時に、Aの課題で行ったようなDNAの文字として書きこまれているという物質的な側面があります。この2面性をイラストとして表現して見てください。