創造的復興:カタストロフィーと芸術 第6・7回目の授業は2限続きでおこなわれます、6限は和歌山大学准教授の菅原真弓先生をお招きし「明治維新と浮世絵」をテーマに講義していただきます。7限は大原美術館学芸課長の柳沢秀行先生をお招きし「美術館博物館と災害」をテーマに講義していただきます。どなたでも聴講できますのでぜひご参加ください。 (赤木)
日時:11月20日(金)6限 16:45〜18:00・7限 18:15〜19:30
会場:5C416
『いわきノート』上映会 KKH×武蔵美×学生監督
11/14(土)に新宿で『いわきノート』の上映会が行われました。
この上映会は、筑波大学の留学提携校にあるスウェーデン王立美術大学(KKH)の先生と学生が研修で来日しているタイミングに、武蔵野美術大学の映像学科の学生さんを交えて開催したものです。今年の9月までKKHに留学していた筑波大学の院生の平野さんが企画してくれました。上映会には『いわきノート』学生監督も3名参加し、上映後には質疑応答が行われました。スウェーデンの学生からは、現在のいわき市の状況や避難者の状況について、また撮影後の学生監督たちと出演者との関わりについてなど、現在の状況に関する質問が多く寄せられました。映画の完成から2年近く経ち、被災地の状況も撮影当時(震災から2年半後)から刻々と変化してきているなかで、この映画の役割や意味も変化してきているように感じます。学生監督を中心に、制作側として議論すべき部分もあるように思いました。(飯田)
潮来チーム「筑波大生とつくる!空想イタコタウン」
11月7日(土)に潮来市民文化祭で、「筑波大生とつくる!空想イタコタウン」のワークショップを行いました。空き箱や紙コップを使用して空想の街をつくるというイベントでした。
多くの子供たちが来場し、準備された素材を最大限に活用して思い思いに建物や人、乗り物を作りました。気球を空に浮かばせたり、観覧車や水族館ができたりと、子供たちの創造性の豊かさに驚くことの連続でした。
子供の付き添いでいらっしゃった大人の方も夢中になって制作しており、私たちも一緒になって楽しむことができました。
また、工作をしない方にも会場の様子を見に来ていただけるように、建物1階の受付で土台に簡単に挿せるアヤメを作って配布していました。そのため、幅広い年代の方が会場に足を運んでくださり、多くの方が携わってイタコタウンを作り上げることができました。
終了時間には、初めの状態からは考えられないほど、立派な街が完成して感動しました。
嬉しく感じたことは、工作を通じて子供たち同士、大人の方同士の会話が弾んでいたことです。今回の活動で芸術に関わる内容で潮来の人々を繋げることができたのではないかと思います。これから潮来が復興に向かう過程で、住民の方同士の交流の輪がさらに広がれば幸いです。(芸術4年 小笠原)
予告:カタストロフィーと芸術 第5回
予告:カタストロフィーと芸術 第3・4回
結の器プロジェクト「第5回お食事会」
10月11日(日)に5回目のワークショップが開催されました。
前回釉薬をかけてから本焼きし、完成した器を前に、「こんな風になったんだ!」「いい感じ!」といった声が聞かれました。釉薬のかけ具合によって同じ粘土、同じ釉薬でも違う雰囲気がでて興味深かったです。
食事会のメニューはカレーライスとサラダ、白玉入りのフルーツポンチでした。早く来てお手伝いをして下さった参加者の方々のおかげで、非常にスムーズに料理が完成しました。自分でつくった器に料理が盛りつけられると、特別なごちそうのように感じられました。
当日会場に来られなかった並木に住んでいる方々とビデオ中継を結び、みんなで一緒にいただきますをしました。大勢で食べる食事はとても美味しく、会話も弾んで楽しい時間を過ごしました。
全5回におよぶ今年度のワークショップはこれで終了となります。
今年度は特に参加者同士の交流が生まれ、器づくりを通じた新たなつながりが育めたのではないかと思います。一人一人が作った器には、一緒に器作りをした人の思いがピースとして残っています。器を使う度にこのワークショップのこと、人とのつながりを思い出して下さると嬉しいです。
参加して下さった皆様、本当にありがとうございました!
これからは活動のまとめをしながら、来年の活動のプランを考えていきます。来年参加したい!と考えている方は、どうぞ結のFacebookページの更新をご確認ください。
※画面左の結チームのバナーからとべます。
(芸術4年 三宅)
結の器プロジェクト「第4回ワークショップ」
第3回ワークショップから1週間後の10月4日(日)に4回目のワークショップを行いました。
今回は器の最終仕上げということで、前回作り上げた器を素焼きし、釉薬をかける作業をしました。釉薬は「透明釉(透明でつるつるした質感になるもの)」と「モミ灰釉(少しざらっとした質感になるもの)」の2種類を使いました。
釉薬かけは一発勝負。仕上がりをイメージしつつ、皆さん真剣な面持ちで取り組んでいました。釉薬をかけただけの状態だと差が分かりにくいですが、これを本焼きすると…!
期待に胸を膨らませつつ窯詰めを行いました。
このあと本焼きを経て、いよいよ器は完成となります。次回10月11日(日)のワークショップでは、完成した器を使った食事会を行います。
1週間後がとても待ち遠しいです。
(芸術4年 三宅)
予告:カタストロフィーと芸術 第2回
竈プロジェクト「グッドデザイン賞」受賞
竈プロジェクトが「2015年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
竈を囲むことで防災・食・コミュニティの意識を高めることや、全国どこにでも通用する竈プロジェクトのシステムなどが評価されました。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。(赤木)
竈プロジェクト「グッドデザイン賞」
結の器プロジェクト「第3回ワークショップ」
第2回ワークショップから少し間を空けて、9月27日(日)に第3回ワークショップを行いました。
この日は全員参加の回。いよいよ器の形をつくります。
まずは三色の粘土の中から、器のベースとなるものを選び、板のように薄く粘土を切っていきます。
ベースが準備できたら今度は装飾用のパーツづくりです。ここで、第2回ワークショップで作っていただいた「練り込み板」も登場。クッキー型や竹串を使って、好きなカタチに粘土をカットしていきます。
たくさんできたパーツは、参加者の方同士でシェアをします!
集めたパーツをベースの上に自由に配置して、オリジナルの模様をつくっていただきました。
最後に、第1回で制作した型にベースを張り込み、形を整えたら、完成です。
最初はどんな模様にすれば良いか、迷いながらの制作でしたが、午後からは一変、皆さんそれぞれに「ああしたい」「こうしよう」と、どんどん作業が進んでいきました。
次回10月4日(日)は、いよいよ最終仕上げを行います。
それぞれのこだわり・個性が光る、素敵な作品が揃いそうです!
(芸術4年 三宅)