三陸視察ツアー

6/1,2に、今年も一泊二日の三陸視察ツアーを行いました。震災から二年が経ち、被災地は今どのような状況であるか自分たちの目で確かめます。今年は学生、教員合わせて約40名が参加しました。

一日目はまず石巻の復興商店街を訪れ、各自商店街のお店や高校生が中心となって運営している食堂などで昼食を取りました。
その後石巻沿岸部、門脇地区へ向かい門脇小学校を見学、がんばろう石巻・ありがとうハウスを訪問し、ありがとうハウスの尾形さんの被災体験をお聞きしました。実際の状況と報道との違いがあったこと、「来年、再来年のことより明日を見たい」という話はとても心に残りました。
被災地は昨年よりもがれきの山は減り、津波で流された跡は草地や空き地が広がり人の気配のなさに物悲しさを覚えました。





宿泊先の牡鹿半島に入り、現地でボランティア活動されている方から震災直後の混乱状況や、人口減少など現状の問題や取り組みなどをお聞きしました。



宿泊先では夕飯後、一人ずつ一日目の感想を話しました。「実際に来てみたけど実感が沸かなかった。想像することの難しさを感じた」「無力感を覚えた」「メディアを通してでなく自分の目で確かめられた」などの感想があり、困惑した様子も見られましたがみんなで意見を共有でき有意義な時間を持つことができました。


二日目はまず女川町を訪れ、津波が押し倒した鉄骨の建物の見学、続いて向かった南三陸地区の復興商店街では南三陸のならではのご馳走を頂き、また安藤先生の復興住宅を見学しました。



最後に東松島のおのくん制作現場を訪れ、仮設住宅の方たちが生き生きと制作にあたっている姿を見ることができ、無力感を覚えた一日目から復興支援はできることから始めればいいと希望を持つことができました。



今回の三陸視察でも多くの方々にご協力いただき、また貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
参加した学生は自分の目で見て感じたことをチームのみんなに報告し、今後の活動に生かしてほしいと思います。(橋本)

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