◆アメリカ編
 
ArtsEdNet
芸術教育の普及と充実を目指して設立されたゲティーセンター芸術教育研究所のサイト。各学年レベルに合わせた教材やカリキュラムのほか,授業創りに役立つ美術作品のイメージの検索とダウンロードができる。また,教科書を発行している各出版社など他の芸術教育に関するサイトとのリンクを提供している。その他,ゲティセンターが後援したDBAE (Discipline-Based Art Education) の紹介や文献リストを掲載している。(中村, 2001.02.22)

ERIC
1966年に米国政府教育省等の援助によって設立された教育文献情報センター(Educational Resources Information Center)のサイト。通称ERICとして米国のみではなく各国の教育研究機関で幅広く文献検索のために利用されている。初等教育,高等教育,評価,教科教育などのそれぞれの教育分野について専門的な文献情報のみでなく実際に使用できる授業案を提供している。(中村, 2001.02.22)

Key School
ハワード・ガードナーの教育理論を実践しているインディアナ州インディアナポリスの公立学校であるKey Schoolのホームページ。ガードナーの教育理論の簡単な紹介のほか,彼の理論に基づいた実践活動の具体例を紹介している。毎月第2週目の木曜日は訪問日となっており,サイトを通じて学校見学が申し込める。(中村, 2001.02.22)

Arts Education Partnership
米国政府と私的団体によって運営されている芸術教育を推進するための非営利協会であるArts Education Partnershipのホームページ。協会の活動や協会が援助している教育プロジェクトや教育改革の内容が掲載されている。ハーバード大学のプロジェクト・ゼロはその例の一つである。その他,各州の芸術教育に関する政策既定などが検索できる。(中村, 2001.02.22)

AERA
1916年に設立された全米最大の教育学研究学会であるAERA(American Educational Research Association)のホームページ。学会には約2万3千人の会員があり,年に一度開催される大会には多くの美術教育学研究者が参加している。大会プログラムのほか,教育課程論,評価論,教育史など12部門に分かれる学会の活動や出版物を掲載している。 (中村, 2001.02.22)
NAEA(National Art Educational Association)
全米美術教育協会(NAEA:エヌエーイーエーと発音)のサイト。
NAEAは1947年に設立された世界各地に約1万7千人の会員を有する世界最大の美術教育協会。年一回(三月中旬)に米国の一都市で5日間に渡って学会を開催。発表件数は例年6百件を超える。サイトでは米国の美術教育に関する主な動向が常時掲載更新されているので,概要を知るには便利。またNAEA出版の美術教育に関する本がテーマ毎に紹介されているので検索しやすい。(ただ視覚イメージが極端に少なく,文章紹介中心なのでちょっと物足りない気がするのも否めない。)(徳,2001.2.27)

CDE(California Department of Education)
カリフォルニア州教育省の芸術教育関連(舞踊,音楽,舞台芸術,美術)のサイト。カリフォルニア州における美術教育のスタンダード(目標)やカリキュラム等が明確に提示されている。センターサイトに掲載されたリンク集(Other Arts Sites)がお薦め。ここからカリフォルニア州の主なアートプロジェクトやゲッテイセンターのサイトにもアクセスできる。(徳,2001.2.27)

Davis Publications
美術教育関連の出版物で米国にて最も著名な出版会社の一つであるデイヴィス出版社のサイト。チャップマン(Laura Chapman)編集のテキストブック「 Adventures inArt (1998年に「Emphasis Art」を改訂)やホッブ(Jack Hobbs),サロメ(Richard Salome)共著の高校用鑑賞教育テキストブック「The Visual Experience」もここの出版である。1901 年創刊の美術教育ジャーナル「School Arts」も有名。(徳,2001.2.27)

World of Art
大学における一般教養コースとしての美術鑑賞学のオンラインコースの一例。Prentice Hall出版会社から出された「A World of Art 第3版」(筆者はHenry Sayre、初版は1994年)を元に作成。内容は5部22章に分かれており、他の鑑賞学の教科書同様、「アートとは何か」という命題から始まり、世界美術史を最後に語るという構成になっている。 章毎に掲げられた「目的(Objectives)」が親切。また章毎に各地の美術館とリンクしているので非常に便利。(徳、2001.3.10)

Living with Art
大学における一般教養コースとしての美術鑑賞学のオンラインコースの一例。McGraw-Hill出版会社から出された「Living with Art 第5版」(筆者はRita Gilbert、初版は1985年)を元に作成。内容は5部21章に分かれており(Part 1:Introduction, 2: The Vocubulary of Art, 3: 2-D Media, 4: 3-D Media, 5: Artsin Time)、章毎の小テストや小論文テスト例が鑑賞学を指導する際に便利。 参考イメージとのリンクも充実。(徳、2001.3.10)

Crystal Art Education
美術教育関連の教材を提供しているクリスタルプロダクション(Crystal Prodections)のサイト。美術関連の教本、ビデオ、CD-ROM, ポスター、スライド、タイムライン等、美術に関するメディアが全て揃っているといっても 過言ではないほど。(徳、2001.3.10)

VUE(Visual Understanding in Education)
元ニューヨーク近代美術館、美術教育長であったヤノワイン(Philip Yenawine)とコロンビア大学心理学教授であるハウセン(Abigail Housen) が提唱している美術鑑賞教育のサイト。これはハウセンの美意識発達理論を元に「Visual Thinking Strategy」をキーワードに作られた鑑賞教育モデルであり、多くの美術館、学校、大学と提携しながら普及活動を行っている。ちなみに1996年春学期、ヤノワインはイリノイ大にて指導を行った。(徳、2001.3.10)

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