HOME >

芸術学専攻

紹介

 芸術学専攻では美術に関する様々な理論的問題を体系的、歴史的、実践的に学ぶことができる。美学・芸術学や美術史を学ぶ「美術史コース」と、美術館
学や芸術教育をベースに芸術の社会貢献を学ぶ「芸術支援コース」とがあり、3年次までに志望によって所属を決め、4年次で各自の研究テーマに取り組む。

 芸術学専攻では、藤田嗣治、池田満寿夫、マックス・エルンスト、靉嘔などの絵画作品や、貴重な東洋の陶磁器、また筑波大学出身の芸術家など、筑波大学所蔵の優れた作品を活用した教育や研究が行われている。また、美術の論述活動に関する教育プログラムの開発や、高校生の美術小論文コンテストを通した社会貢献を実践するなど、新分野の教育研究に取り組んでいる。

 卒業後は大学院博士課程人間総合科学研究科芸術専攻に進学し、より専門的な研究に取り組むことができる。大学教員、学校教員、美術館学芸員、企業での文化部門や芸術文化支援担当など美術理論の専門を生かして活躍する卒業生・修了生が多い。

活躍する卒業生

稲塚展子さん 稲塚展子さん
学芸員
富山県立近代美術館

採用時から携わる「20 世紀の椅子コレクション」の管理・活用を中心に、企画展、収蔵作品の管理等々まで、美術館にまつわる様々な業務に携わっています。北陸にありながら、海外からの貸出オファーもしばしば。コレクションの魅力を地域の子供から世界のプロまで伝える現場に、愛着と責任を感じています。他の専攻はもとより望めば他の学群の先生方・学友との交流が持てることは、総合大学ならではの魅力でした。学群のアットホームな雰囲気の中での人と人との繋がりは、今では大きな財産となっています。

同期生から3人の学芸員

定松晶子さん 定松晶子さん
学芸員
群馬県立近代美術館

筑波大学の環境は、静かで開放的、緑も多く、私は大好きでした。近所の人も利用できてしまう体芸図書館は、今でも近くにあるといいなあと懐かしく思っています。美術館学芸員となった今では、否応なく詳しくない作家や作品に関わるので、ぐっと視野が広がりました。それにつれて、好きな作家や作品、研究したいテーマも増えていきます。学芸員は何でもかんでもやらなければいけなくて、研究する時間はほとんどない、というのは本当です。でも、逆にいろんなことをやれるところが楽しいと感じています。

増渕鏡子さん 増渕鏡子さん
学芸員
福島県立美術館

近代日本画が主な研究テーマで、現在は「上村松園展」の準備にかかっています。大学では主に日本美術を学びましたが、芸術学は少人数の和気藹々としたクラスでしたので、専門に偏らず、色々な先生方からご指導いただきました。とくに見学旅行は、皆で息を切らして高野山に登ったり、大原美術館のエル・グレコの前でレポート発表したり、作家さんのアトリエにお邪魔したりと、楽しい思い出ばかりです。今ではその仲間たちが全国の美術館や博物館に散らばって、心強いネットワークとなっています。「○○ちゃん、この作品、△△展に貸してもらえないかな・・・」などと多少のわがままを聞いてもらえるのはありがたいことです。



ページの上部に戻る