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【美術史】英セインズベリー日本藝術研究所 渡辺俊夫先生に特別講演をしていただきました。

2018年12月07日(金)

特別講演『英米ジャポニスム研究の表と裏』
2018年12月6日(木)3限(12:15-13:30)
筑波大学 芸術系棟 B203会議室

講師:渡辺俊夫先生 Professor Toshio Watanabe(Ph. D.)
上智大学卒業、バーゼル大学で博士号取得。ロンドン芸術大学(UAL)チェルシー・カレッジ教授の後、現在セインズベリー日本藝術研究所教授。著書にHigh Victorian Japonisme (1991), Japan and Britain: An Aesthetic Dialogue 1850-1930 (1991), Ruskin in Japan 1890-1940: Nature for art, art for life (1997) ほか。英国美術史学会会長、テート・ブリテン評議員等を歴任。2004年ロンドン芸術大学(UAL)に Research Centre for Transnational Art, Identity and Nation (TrAIN) 
を設立。

 芸術系教員、人文社会系教員、博士前期・後期課程学生、学群生、科目等履修生など本学からの参加者に加え、学外からは東京藝術大学からも大学院生が参加し、約35名の出席がありました。
 特別講演の内容は、英米ジャポニスム研究の「研究史」を1960年代以前、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2001年以後と丹念にたどり、英独仏語の必読書を挙げながら先行研究の優れた論点を解説するものでした。一方でベストセラーでも内容に問題のある研究書に言及するなど踏み込んだ発言もあり、研究の裏側を知ることにもなりました。ジャポニスムは美術にとどまらないこと、洋の東西だけでなくトランス・ナショナルな視点が必要であること、国境の境目に穴があって行き来しているイメージのボーダー(境界)を意識すること、など講師が自らの研究歴に重ねてジャポニスム研究の理論と手法を詳述する本講演は、参加者が自らの研究を振り返りつつ最新の研究動向を知るまたとない機会となりました。


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